species

菌糸共生族

根の国の深部で菌糸ネットワークと生物学的に融合した特殊な種族

ネノクニの最深部、光すら届かない地層に生息する種族で、菌糸ネットワークと生物学的に融合した存在。通常の根の国民とは外見的にも大きく異なり、皮膚の下に菌糸の繊維が走っているため、特定の角度の光の下では体の内部構造がうっすらと透けて見える。

この菌糸繊維を通じてネットワークにダイレクトアクセスでき、声を使わずに意思疎通する。外部の人間と話す際は通訳を介す必要があるため、根の国連合内でも「深の者」として別扱いされることが多い。しかし菌糸の掟に関する解釈では最高の権威とされており、掟の違反判定は必ず深の者が行う。

寿命は通常の根の国民の数倍に達するとされるが、実態は不明だ。長命ゆえに歴史の記憶を直接保持しており、大落下以前の世界を知る深の者がまだ生きているという噂がある。

シモベとの関係性が特殊で、シモベが菌糸共生族に近づくと一切の服従行動を示さないことが確認されている。天蓋議会はこれを根の国の隠れた支配力の証拠だと主張しているが、根の国連合もその理由を公式には説明していない。

菌糸共生族の起源については、根の国内でさえ複数の説がある。最も古い伝承は「大地の記憶が孤独を感じ、自ら人間の形を作った」というものだ。より科学的な解釈では、大落下の衝撃によって菌糸と人間の胚が偶発的に融合し、それが世代を経て固定化したとされる。菌糸共生族自身はこの問いに対して沈黙する——彼らにとって起源は問う必要のない自明のことだからだ。

菌糸共生族が大地の記憶にアクセスする方法は、通常の根の国民の「接地」とは根本的に異なる。接地は意識的な行為だが、共生族はネットワークに「常時接続」されている。これは彼らに圧倒的な情報量をもたらすが、同時に他者の感情から完全には切り離せないことを意味する。共生族が深部に引きこもり、人との接触を最小限にする理由のひとつがこれだ。人の多い場所では集合感情の洪水に呑み込まれ、自我を保つことが困難になるという。

同じ種類の要素

  • エーテル鷲天蓋諸島で飼い慣らされた、エーテル粒子を体内に持つ巨大な飛行猛禽
  • シモベ天蓋諸島と根の国の間——「中空」に棲む翼を持つ種族。両文明の仲介者であり、密輸商人でもある。
  • 霧魚(キリウオ)霧の海の境界層に生息する、エーテルを吸収して浮遊する半透明の生物

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