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シモベ

天蓋諸島と根の国の間——「中空」に棲む翼を持つ種族。両文明の仲介者であり、密輸商人でもある。

シモベ

シモベは、天蓋諸島と根の国のどちらにも属さない第三の種族である。背中に薄膜の翼を持ち、中空——天蓋諸島の下端と根の国の地表の間——を自在に飛行する。

両文明からは「蝙蝠の民」と呼ばれ、正規の交易路を持たない彼らは、密輸・情報仲介・傭兵として生計を立てる者が多い。しかしシモベの長老たちは「我々は中空の守り手であり、天と地の均衡を見守る者だ」と主張する。

大落下の予兆に最も敏感なのはシモベであり、中空の気流変化を「身体で読む」能力を持つ。近年、シモベの指導者たちは両文明に大落下への備えを呼びかけているが、双方から「商売の口実」として無視されている。

シモベが中空に定着した経緯については諸説ある。最も広く語られるのは、大落下の際に地上でも天蓋でもない「中間の空」に追いやられた人々が適応進化したという説だ。翼は三世代での急速な進化の産物とされるが、これほど短期間での形態変化は生物学的に説明が難しく、エーテル石との生体融合が翼の発達を促したという仮説が大落下研究院で検討されている。

シモベの社会は「気流派」と呼ばれる小集団に分かれており、各集団が特定の気流域を縄張りとして持つ。集団間の争いは気流の支配権をめぐるものが多く、血族よりも気流域への帰属意識が強い。霧の海に接する気流域を持つ集団は霧の商会との関係が深く、その活動が両文明の対立に利用されることがある。

シモベは霧の海を本能的に恐れるが、その恐怖の本質は外からは理解しにくい。「霧の中には声がある。気流ではない何かが動いている」と表現するシモベの長老もいる。霧の海に長時間留まったシモベが正気を失って戻った事例が複数記録されており、霧の海の内部に何らかの知性が存在する可能性を示唆する証言として、大落下研究院が調査を続けている。

シモベの言語は天蓋語でも根の国語でもない独自の発声体系を持つ。気流の音を模した音素が多く含まれ、天蓋人や根の国人には習得が難しい。しかしシモベ自身は幼少期から両陣営の言語を習得する。仲介者として生きるには、相手の言葉で考えることが不可欠だからだ。

관련 요소

  • エーテル鷲天蓋諸島で飼い慣らされた、エーテル粒子を体内に持つ巨大な飛行猛禽
  • 菌糸共生族根の国の深部で菌糸ネットワークと生物学的に融合した特殊な種族
  • 霧魚(キリウオ)霧の海の境界層に生息する、エーテルを吸収して浮遊する半透明の生物

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